まず始めに断っておきますが
私自身は、全く「読書家」ではありません。
でも、全く本を読まないわけでもありません。
カバンには必ず一冊、新書か文庫本を入れて持ち歩いています。
それを、ちょこちょことたまに読む程度です。
そんな私の『本屋さん利用術』。
いま、心に抱える悩みや迷いのある人は、ぜひ真似してみて下さい。
本屋は、心に光を灯(とも)す!
仕事のことで悩む
人生について悩む
カウンセラーである私も、悩める一人の人間です。
心のコントロール術には人より長けているとはいうものの、世の中、何でも自分の思い通りに進んでくれるわけではありませんよね。あらためて。
いまの仕事について……、この先の生き方について……、ふっと壁が現れ、考えごとが増える時があらわれます。
考えても答えが出ず、自らの進む道に濃い霧がかかったような、あるいは意図せず突然の停滞をくらったような、そんな感覚になって、それはそれは暗い想いに支配される…………。
もう、全部やめちゃおうかな。
生きるのがしんどいな。
生来の面倒くささも相まって
(余談ですが、私は『赤ちゃんの時に寝返りを打つのも面倒くさがっていた』という逸話を持つほどの面倒くさがりです(笑))
道を閉ざされかけると、だいたい一度は無気力になり、解決から自ら距離を置いてしまう…………。
そんな危険をはらむ時!
私は、ふらっと、本屋・書店に立ち寄ります。
そして、いま悩んでいるジャンルの本のコーナーに向かいます。
私の場合は、やはり自分で始めた仕事のこと。
開業、起業、経営、集客、マーケティングなどの棚を一瞥。
今のあなたが、例えば営業成績で悩んでいるなら、営業トークなどの棚を。
部下の育成や指導について悩んでいるなら、人材育成に関する棚を。
恋愛に悩むなら、恋愛心理関連の棚。(ちょっと恥ずかしいかもですが)
資格の棚……、健康関連の棚……、生き方やココロの持ちようを応援してくれる棚……。
たくさんのノンフィクション。
様々な書き手。
端から端まで見回して、目についたタイトルがあればまずは手にとりましょう。
そして中を見て、目次を見て、気になるものがあったらそのまま立ち読み。
書店員さん、すいません!
(一冊まるまる読んじゃいそうな感じなら買うんですよ~>皆さま)
本をペラペラめくるうちに、悩めるあなたの心に響く一文が、きっとあるはず。
その時、あなたの心に小さな光が灯(とも)ります。
それは大きな解決法ではないかもしれないけれど、落ちていた心に「チカラ」を戻す、小さくとも熱いヒントの光です。
よし、じゃあこうしてみよう……! とか、自分なりの具体策が浮かんできたり、また自分は間違ってないのだと、筆者の言葉で再確認できたり。
本屋には、有用なアドバイザーがたくさん並んでいるのです。
(少し古い本が多いですが、もちろん図書館もアドバイザーの宝庫ですね)
便利なネット検索との違いは、検索する悩みや言葉が曖昧でも、本の棚を見回しているうちに「これは」と思うものが見つかること。
書店に並んだ書物とは、筆者と編集者と出版社が、力を合わせて作った想いの結晶です。
(そして何より「世の中に売って良いもの」として出版された、責任ある文章です)
さぁ、何かに悩んでいるのなら、ふらりと本屋に寄りましょう。
力をくれる小さなヒントを、そこに求めて。